生理的飛蚊症のメカニズム

生理的飛蚊症はこうして発症・進行する

以下のような生理的飛蚊症の場合。

  • 黒い点のようなものが見える
  • 繊維状の影が見える
  • 自然に飛蚊症を自覚するようになった
  • 時々見えないと感じる事も有る
  • 少しずつ悪化している気がする
  • 目の痛みは特にない
  • 持病なども特にない

生理的飛蚊症の中でも、老化現象として発症するものは、
硝子体の組織が水分を保てなくなり、その周囲あるコラーゲン繊維が破断し
浮遊している状態のようです。

浮遊しているものの正体。
それは、硝子体を構成していたコラーゲン繊維の一部のようです。

メカニズムの解説

生理的飛蚊症発症と目の中で起こっている事は以下の通り。

  1. 硝子体内のヒアルロン酸の組織が何らかの原因で分解してしまう
  2. 水分を保持していたゼリー状から、液状に変化する(液化)
  3. 硝子体膜の一部も同時に壊れ、組織が破断
  4. 浮遊する硝子体膜の一部(繊維質)が影となり飛蚊症となる

ヒアルロン酸が水分を保持している硝子体は透明度が99%以上だそうです。
一番外側は、硝子体膜という膜で覆われています。

その膜に均等にヒアルロン酸が配列され、
それぞれ、水分を蓄えている事で硝子体が構成されているようです。

何かのきかっけでヒアルロン酸が壊れてしまいました。
すると、その分の水分が蓄えられなくなります。

今度は、硝子体膜を構成しているコラーゲン繊維に
ぽっかり空きができてしまい破断を引き起こすようです。

硝子体膜を構成するのは、コラーゲン繊維のようです。
そのコラーゲン繊維が浮遊しているのが飛蚊症の正体。

ちなみに、コラーゲン(タンパク質)は、
ヒトの体の30%程度に相当する必要性の高い物質。

体中のあらゆる場所にあるっていこう事ですね。
筋肉、皮膚、骨、軟骨、そして、眼球。

参考:ハイドロゲルを用いた人工硝子体の研究


では、なぜヒアルロン酸が壊れてしまう?


どうやら、ヒアルロン酸そのものは、入れ替わりの早い組織だからだそうで、ヒアルロン酸の半減期、つまり、半分程度になってしまうのは、1~2週間。

短いですね。
あっという間に、ヒアルロン酸らしさを
失ってしまうようです。

また、ヒアルロン酸は年齢と共に不足していきます。

  • 20歳代前半:80%~100%
  • 30歳代:65%
  • 50歳代:45%

しかも、普段の食事で摂取しやすい成分では無いので、減っていく一方・・・。

肌のアンチエイジングに必要なヒアルロン酸。
実は、目にも必要だったなんて・・・。

そりゃぁ、不足してしまいがちだと納得出来ます。
体のアチコチで必要とされているんですから。
もしも、肌の潤い低下と共に飛蚊症が現れてきたなら、
まさに、これが原因かもしれませんね。

ちなみに、ヒアルロン酸を補うことで、
肌の潤いが改善するという一般的なものだけでなく、怪我の治りが早くなったり生理が軽くなったりと、健康に良い働きがあるそうですよ。

まあ、それがどこまで本当かはヒアルロン酸サプリメントなどを試してみれば良いとして、飛蚊症の悪化を防いだり、もしかしたら、改善する可能性が有ったり、しかも、肌のアンチエイジングと踏まえると、摂取して損は無いなと思えます。

飛蚊症の原因も見えてくれば、対策の方法も色々見えてくるかもしれません。